三合ばば
(タイトル不明作品として掲載してきましたが、すずさんからメールでタイトルを教えていただき、内容の補足もしていただきました。
(原文は白く、補足していただいた部分は水色で表しています)すずさん、有難うございました♪)



704 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/10 23:02

(管理人注:前半は省略させて頂きました)

あと一つ、それほど怖い話じゃなかったけど印象に残ってる話。多分漏れは消防の頃。


ある村はずれの山中に道が通っていて、隣村に行くにはその道を通らないと、険しい峠越えをしなければならない。
しかし、その道の入り口のところに一軒の家があり、強欲婆さんが住んでいた。
(元から婆さんがその近道の横に住んでいたのではなく、 山に登った時に丘から転げ落ちて、その土手に
ボコっと 穴が空いたのですが、その穴が山向こうの村まで続いている近道だったのです。)



ある日婆さんはその道を通る村人から通行料を取ることを思いついた。
そしてそれからは仕事もせずずっと道の前に座り込んで、村人から銭やら米やら取り上げる日々を過ごしていた。
(最初は野菜とかでもよかったのを、段々吊り上げたんじゃなかったかと思います)


しかし、それに耐えかねた村人たちは皆で力をあわせて山に新しい道を作り、婆さんの道は通らなくなった。

それにも関わらず婆さんはずっと道の前に座り込み、そのうち足も動かなくなって腐って朽ち果てていった。
そして婆さんの隣には村人から奪った銭だけが積まれて残っていた。

(村人が婆さんの穴を忘れた頃、そこに迷い込んだ村人に 生きてるのか死んでるのか分からんような
婆さんの目が光って「三合・・・・・・三合じゃぞ・・・・」と話しかけるのです。)



っていう話なんですが、朽ち果てた婆さんの絵がマジで怖かった。
あんなのゴールデンタイムに放送してええんか?ってくらい。
目は真っ黒な穴みたいになって、頭の上にはキノコが生えて虫が飛んだりしてた。
絵のトーンは全体的に明るかったので、 なおさら背景(緑の山々、婆さんの後ろでは
銭や米が光り輝いたりしてる)とのギャップが恐ろしかった。




出典:2ちゃんねるオカルト板 【懐かしい】アニメ日本昔話はオカルト満載【語れ】スレより転載



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