三合めし四合だご

(ひよりみどん、というタイトルかと思っていたのですが(恥)「三合めし四合だご」というタイトルだと、
半行人さんやねこまたさんからメールでご指摘をいただきました。
修正が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。)


137 名前: コレ憶えてる人います?投稿日: 2001/04/14(土) 04:03

その地方では、「おなかがすいたのぉ〜。」を「ひだりぃ〜。」という。
主人公の男は、村から外れたところに住むひとりもの。
いつも「ひだりぃ〜。」とばかりいっているので『ひだるいどん』と呼ばれ
るようになってしまった。そしてやはり、いつも腹をすかせている。そしていつ
も、「腹いっぱい米が食いたい」と願っていた。
そのひよりみどんが御法度の隠し田を作りだした。それが村人や役人に見つかれ
ば、どえらい事になるので、昼間は何食わぬ顔で田畑に出て鍬をふるい、眠る時
間を隠し田での仕事にあてる、という激しい生活を続けた。
そして収穫の季節がきた。ひよりみどんの念願が実る時がきた。
ひだるいどんは腹一杯食べた。食べて、食べて、食べまくり続けた。
そして、ひだるいどんは遺体で発見された。満足げに笑顔をうかべていた。



出典:2ちゃんねるオカルト板『“日本昔話”で、衝撃を受けた話』スレより転載

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