お地蔵さんの首
大分県地方の話「お地蔵さんの首」という話が不気味でした。
あるところに手の付けられない乱暴者がいて、村中の者が迷惑していた。
その男がちょっとした事でムカついて、丘の上の石地蔵の首を打ち落とす。
すると、その地蔵の首が牛ほどの大きさになって、まるで命あるかのように
執拗に男を追い回す（インディー・ジョーンズ状態だ！）。
男は山の人一人入れるくらいの横穴に逃げ込むが、地蔵の首に穴の入り口を
塞がれてそれっきり。以後、男を見たものは一人もいなかった。
・・・って話で、絵も黒を基調にした版画調でちょっと怖かったけど、
「それ以来、村人はお地蔵様の首を作り直して、お堂を造り、 村の守り神だと言ってまつった。」
という、人一人死んでるのにめでたしメデタシという終わり方も怖かった^ ^;）。
そして何より、ほんとは地蔵がやったんじゃなくて、村人みんなで 厄介者を始末しちゃって、
その話が昔話に変化して語り伝えられてるんじゃないかって。
出典：2ちゃんねるオカルト板 【懐かしい】アニメ日本昔話はオカルト満載【語れ】スレより転載