「・・・すみません。それは私が昨夜・・」






「何ぃー!?
お前が昨夜ー!?」















ガチャ・・・!

「こんな物ー・・・!!」






「お前どこでー?」







「こっ・・これは!?」






「た・・・確かに昨夜(ゆうべ)は






死人(しびと)やったのに・・・!」」









嫁さんは・・・





昨夜自分が火種を切らして
しまったことから・・・





川のそばで火を焚いていた男達に、
火種を分けてもらったこと・・・





そして死骸を預かってきたことまで、





正直に話しました。







「そうやったんか・・・!
そんならその死人さんが、





「金の塊になったんや。」










「ひげづらをしてはったお人達は
きっと七福神や・・・♪」










「大晦日の晩に七福神さんが





年越しに来なはったとこへ





あんたが行き会うて・・・福を
貰うたんや。
















「良かった良かった・・・♪」




「あんたはんの真心に、福が
ついたんや。」








「あんたは宝嫁やぁ・・・♪」






それから後というものは・・・




この家は見違えるように、




安楽な暮らしが出来たと・・
いうことです。




















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