(ナレーション:常田富士夫さん)












むかぁーし・・。



白い・・・鷺(さぎ)の姿にも似た
美しい城、姫路城には・・・

不思議な言い伝えがありました。













ピカーッ!!ゴロゴロゴロ・・・・











ポツポツポツ・・・ザアァーッ!



ある・・・秋の夜のことでした・・。




ピカーッ!!ゴロゴロゴロゴロ・・!




外は冷たい雨が吹きつけて・・





時折雷鳴の轟(とどろ)く・・・・





暗ーい・・夜でした。。。








宿直(とのい)の侍たちが、長い夜の
徒然(つれづれ)に・・・誰言うともなく、
天守閣の話を・・し始めました。









「おい・・・お主知っているか。。

この城の天守閣には・・・この城の
主とも言われる妖怪が棲んでいる
という、噂を・・・。」








\ 「何を言う・・・・!
・・御天守(おてんしゅ)には妖怪が
棲むなどという話は、噂に決まって
おるわい・・・!」



















「どうじゃ・・・

ただこうやって夜を過ごすのも勿体無い。

誰か天守閣まで登って・・・・噂を確かめる
というのはどうじゃ・・?

ここに紙縒(こよ)りを三本用意した。」









「度胸試しというわけか・・・・」



















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