その日は・・・
どういう訳か・・・
佐吉の方には、魚がどんどん
食いついた。
一方太兵衛の方には、
とんと魚が・・寄り付かんかった。
佐吉の船底は、
みるみる魚で一杯になり・・・
そのあたりで・・・切り上げて帰れば
良かったのじゃったが・・・
獲れるだけ獲って、太兵衛を
追い抜いてやろうと・・・
夢中になった・・・。
すると・・・
あぁーっ!?
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