ところが、夜中を・・・半時も、回った頃・・・・・・
??「爺さんおるかぁー・・・?爺さーん・・・・」
爺さん「zzzz・・・・おりますおりますぅ・・・・」
??「爺さんおるかぁー?・・・・爺さぁーん・・・」
爺さん「zzzzz・・・・・・・おりますおりますぅ・・・・」
六部が目を覚ますと・・・どこからともなくわきあがる気味悪い声に爺さんは、
眠りながら返事をしているのでした。
??「爺さんおるかぁー?・・・爺さぁーん・・・」
ところが爺さんは、そのうちにゴロリと・・・寝返りをうって、
返事をしなくなってしまいました。
??「じぃぃさんおるかぁ?爺さぁぁーん・・・・!」
六部「おぉ、おぉ、おぉ、おぉ、おぉぉ・・・!?」
(ガタガタ震えだす六部。)
??「じいぃぃさぁんおるかぁぁー?じぃぃぃさぁぁぁーん・・・・」
六部「うぁぁおぅぅぃあぁ、こっ、こっ、この下から声がしとる・・・・!!!」
??「じいぃぃぃさあぁぁん、おるかあぁぁぁー?」
六部「な、なっ、何だこれは??うわあぁぁぁぁ???」
??「じいいぃぃぃさあぁぁぁぁん、
おる、かあああぁぁぁ!!!??」
六部「ぎゃあああぁぁぁ!!出たあぁぁーーー!!!」
??「じいぃぃさあぁぁんおるかあぁぁ??
じいぃさあぁぁぁぁん!!?」
六部「わああぁぁぁぁぁ!!!うわぁー!!
たっ、たたた、助けてくれえぇぇぇぇーー!!!!」
なんと・・・床の下から、重そうな長びつを背負った婆さんの幽霊が、
ぞろりんがったん、ぞろりんがったんと・・・出てきたのでした。
爺さんを六部どんと間違えた婆さんの幽霊は、ぞろりんがったん、
ぞろりんがったんと・・・追ってきます。
六部「うわあぁぁあああぁぁぁ!!??」
慌てた六部どんは、庭の柿の木によじ登りました。
(しかし婆さんの幽霊も、重そうな長びつをぞろりんがったん、
ぞろりんがったんと言わせながら木を這い上がってくる)
幽霊「うぅぅあぁぁぁああぁぁ・・・・・
おじいぃぃぃぃさあぁぁぁぁぁん・・・・!!」
六部「やややややめろぉーーーー!!!」
六部どんはとっさの思いつきで、お経を唱えました。
六部「えーなんまんなんまんだむなんまんだむなんだむなむなんまん
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!!」
幽霊「ああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー・・・」
すると幽霊は、柿の木から落ちて消えてしまったのでした・・・・・・。